カクマに中東からのLGBT難民

通常、中東地域の同性愛者の難民は、ヨルダンまたは、トルコのUNHCRに登録します。

RRCJはトルコ在住のイラン人同性愛者の難民と連絡を取り合ってます。トルコでは1000人近くLGBTI難民が登録されていますが、第三国定住の枠はそれほど多くないので、やはり数年待ちのようです。

非常に驚いたのは、ケニアのカクマキャンプにアフガニスタンからのレズビアンの難民、イエメンからのゲイの難民を確認したことです。

アフガニスタンからトルコへのルートは途中に非常に治安の悪い場所があるので、男性同性愛者は乗り切れても、女性は無理だろうといわれています。そのため彼女は、アフガニスタンからケニアに飛行機で着て、そこで難民登録したのです。

イエメン人の彼の場合は、ヨルダンまで家族が彼を殺すために追ってきていたので、ヨルダンUNHCRで登録できず、エジプトからケニアに飛行機で来たのでした。

二人ともケニアは中東よりは安全と思っていました。しかし、カクマキャンプでLGBTI難民が日常的に暴力を受けているのを見て絶望しています。

 

カクマキャンプのLGBTI難民は、この二名以外はアフリカ人なので目立ってしまい危険な状況です。

そのため、RRCJは二人と連絡を続けるとともにささやかな支援をしています。