アブソン

ジェンダークイアで、性指向が男性のため難民認定されたウガンダ人のアブソンは、とても魅力のある子です。

わたしは、カクマキャンプと、ナイロビで二回会いました。現在彼女は難民認定されてカナダにいます。

とてもピュアな心を持っていて、目にそれが現れています。

以前、彼女のスッピンの写真を日本の異性愛者の女性の友達に見せたら、スッピンなのに、すごい目力がある子ねと言っていました。

実は、わたしがアフリカのLGBTに興味を持ったのは、単に彼女たちが迫害されているから可哀そうというのではなく、

アフリカのLGBTの素晴らしい文化に興味を持ったからです。

アフリカのLGBTは本来、アフリカの芸術の根源的な存在です。素晴らしい美的感覚を持っている人たちが多いのです。

アブソンもその一人です。

アフリカのジェンダークイアな芸術の爆発は、その恐ろしいほどのパワーを持っています。というか、持っていたはずでした。

迫害さえなければ、アフリカはもっとカラフルだったのです。

わたしは、いつもアブソンに自分のピュアな感覚を大切にしなさいとアドバイスしています。