10年が無駄になったウガンダ人ゲイ

UNHCRの第三国定住にたまに怒りを感じることもあります。
2017年にカクマキャンプからアメリカに第三国定住が決まっていたにも関わらず、アメリカに出発の直前にHIVによる体調悪化で延期になり、その後もトランプ政権、バイデン政権にも無視され、自暴自棄になりウガンダに戻ったゲイがいます。2017年わたしはすこし彼を支援していましたが、その後てっきりもうアメリカにいると思っていました。彼がカクマキャンプに来たのは2014年、10年が無駄に消えたのです。
たった一度の体調悪化で!!!
そして彼は今ウガンダの刑務所にいます!!!
わたしは何人かHIV+のLGBT難民を飛行機に乗る直前で免疫低下が起こらないように!と祈りながら第三国定住を見送ってきました。HIV+であることをわたしにだけ打ち明けてくれたレズビアンもいます。彼女はキャンプでいつも免疫低下で体調が悪化するときレズビアンの友達にもHIV+だと言えませんでした。彼女が無事にイギリスに着いたときは本当に安堵したこともあります。
また、HIVに感染していない”模範的な”ゲイがうまくUNHCRから信頼を勝ち取り、たった二年で第三国定住を勝ち取ったこともありました。彼は健康なので、免疫低下しやすいゲイを先に第三国定住されることもできたはずです。
その自暴自棄になりウガンダに戻ったゲイは本当にゲイです。彼のボーイフレンドが誰かまで知っています。ボーイフレンドは第三国定住できました。
UNHCRは彼の言動を信じないで、助けられたはずの命を見捨てました。