LGBT難民受け入れ再開したアメリカ

数年間RRCJが支援してきたCさんがアメリカについたと嬉しい連絡をくれました。

Cさんはコンゴ出身でゲイだという理由で暴力を受け、2014年にケニアのカクマ難民キャンプに来ました。

コンゴでは同性愛行為は禁止されていないため、偏見による暴力が迫害の理由でした。

警察によく逮捕されるウガンダと違い、コンゴ人は第三国定住プロセスは後回しにされます。

コンゴ人のLGBTが第三国定住できる根拠はカクマ難民キャンプでの暴力です。

Cさんは難民キャンプで異性愛者の難民に石打されました。

わたしは彼の傷を直接確認しました。2019年のことです。

彼はウガンダ人が優先される第三国定住のなかで、コンゴ人とブルンジ人のLGBT難民のために人権擁護活動するグループを立ち上げました。

彼は他のLGBT難民とくにトランスジェンダーを助けようとしていたために目立ってしまい(トランスは見た目でわかってしまうので)ナイロビでも足を骨折させられました。ナイロビのケニア人はカクマキャンプのスーダン人やツルカナ族に比べるとホモフォビックではないと思われていますが、ナイロビのケニア人でもマサイ族出身の人はホモフォビックだとよく知られています。(ツルカナ族もマサイ族もどちらの民族も植民地前はホモフォビックではありませんでした。)彼は襲われる前からマサイ族は怖いと言っていたのですが、案の定マサイ族のバイクタクシー運転手たちうに暴行されてしまいました。理由はトランスジェンダーが忘れ物をしたときに彼女は怖いから取りに行けないといい、彼がとってくるといったのをバイクタクシー運転手たちは見ていたからです。

難民登録後に受けた大きな暴力によって彼は第三国定住できることになりました。

しかしトランプ政権のまるまる4年間はLGBT難民受け入れが停止していました。アメリカに国連によって割り振られたものの、一時停止中のまま4年間が過ぎました。

彼の第三国定住プロセスは長いほうでした。ほんとうにお疲れ様。よく耐えたね。

アメリカで自由に生きてほしいと切に願います。