8月はウガンダで二件のトランスジェンダー殺害があり、犯人が誰かわかっているにも関わらず起訴することさえできませんでした。
一件は、ちょうどわたしが、ナイロビのLGBTI難民たちと会っているときで、そのことを彼女たちと話しました。やはり5月にケニアでソドミー法存続を最高裁が決めたことが影響しているそうです。
元来、ウガンダは、ケニアの動向を見ている傾向があります。ケニアがソドミー法存続と決まり、ウガンダでは、LGBTI迫害のお墨付きをもらった形となり、LGBTIを殺害しても無罪が当たり前になりました。
これがウガンダから大量のLGBTI難民が出ている原因です。たとえ、ヘイトクライムがあっても警察が犯人を捜して親族が起訴できれば、ここまで難民は多くなりません。警察は犯人を捜さず、親族は、報復を恐れ、起訴しないのです。
わたしは、このようにネットで報告された例だけではなく、LGBTI難民から、直接LGBTIが殺された話をよく聞きます。
”ゲイかトランス女性かよくわからなかったけど、路上で燃やされていて、誰もをそれに気にもかけていなかった。ウガンダは、LGBTIではない人にはいい国だけど、LGBTIには最悪の国だ”
そんな話をよく聞きます。
こうやって、ネットで報告されるのは、氷山の一角です。この子たちがちゃんとウガンダのLGBTIコミュニティーに所属していたから誰かが知ったのです。仲間にもカムアウトしていない場合で、非LGBTIになんらかの形で見つかってしまい、殺されても、殺人事件すら存在しないことになります。
ほとんどのLGBTI殺人事件は、警察が捜査しないので、記録がありません。
よく聞くのは、目の前で恋人が殺されたから逃げて難民となったという話です。
こういうケースは明らかにLGBTI難民として認められる資格があるのですが、本人が捕まった証拠がないので、日本政府からは認められにくいかもしれません。そのため、UNHCRがLGBTIと認めた難民を受け入れるほうが日本の場合は良いと思います。
Such Suddening News Again, yet another Member attacked Yesterday and killed by unknown people with unknown Intentions….