Lil Nas Xをカナダに第三国定住したウガンダ人トランスの方から教えてもらいました。
(Saturday night liveの本番中にパンツが破けたようです。その後のニュースになってます。)
黒人ゲイのミュージシャンとして大注目なんじゃないかとおもいます。歴史的にヒップホップ界ではゲイは差別されてきたので、LilNasXの人気はその意味でも注目されています。
http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/98723/2
カミングアウト後にビルボードで一位になったことは黒人ゲイアーティストにとっての試金石になったはずです。先に有名になって後からカミングアウトしたのではなく、先にカミングアウトして後から人気が出たことに意味があると思います。
ここでこのミュージシャンを紹介するのはLGBT難民にとっての音楽について考えたいからです。
ウガンダではこのような表現の自由はありません。ウガンダ人のLGBTに人気のウガンダ人アーティストはいますが、同性愛者のことを歌うわけではなく、一般的に愛や差別反対をテーマにしたようなミュージシャンです。現在ウガンダに残っているLGBTの方たちはそういう音楽を心のよりどころにしていると思います。
ウガンダ出身のLGBTでも人権が認められている国に行くと、もっとダイレクトに黒人ゲイアーティストに心が揺さぶられるようになるのだと思います。
ポイントは白人ゲイアーティストではなく、黒人ゲイアーティストに共感していることです。
もしアフリカの音楽シーンにLGBTにとって表現の自由があったとしたらこんな音楽が人気になるはずです。(きっとリズムはもっとアフリカンでしょうけど)
日本はどうかって考えるとちょっと悲しくなります。同性愛者のミュージシャンが同性愛を表現しにくい状況だからです。同性婚がなかったりして不平等な状況だと表現の自由も制限されていると思います。