鶏来ました

カクマキャンプのLGBT難民に45羽の鶏を届けました。

ささやかなプロジェクトですが目的は3つあります。

1.バラバラになってしまったLGBTコミュティーがつながる機会を作りたい

2.  HIV+の方や、子供たちの栄養改善のために卵を届けたい。

3.他の難民はなんらかの仕事がキャンプ内にあるのにLGBT難民だけ雇用を拒否されていて、仕事がないことでさらに自己否定感が強くなっている状況を打開したい。

LGBT難民は、母国でLGBTであるという理由で逮捕されたり、逮捕されそうになった経験がある人がほとんどです。

戦争で来た難民との最大の違いは、避難場所か、監獄かという違いです。

戦争で難民キャンプに来た方はそこは避難場所という認識を持っています。一方、LGBT難民は生まれつきの犯罪者とされ、追放されて、監獄に送られたという感覚を持っています。そのためLGBT難民は難民キャンプは監獄だと一様に答えます。

一日中何もすることがないと本当に監獄のように思えてきます。LGBTであることで罰せられない国に生まれていたらきっと楽しい青春を送っていただろうということを知っているからです。

そんなやるせない気持ちを鶏が癒してくれることを期待しています。