独裁政権とLGBTI迫害

某国立大学文化人類学准教授とその夫のウガンダ人の学生は、”独裁政権とLGBT迫害は関係あるか”のわたしの問いに、全く関係ないと答えました。
彼らは証拠がないといいます。
でも、ドクターStella Nyanziの逮捕を見ればわかります。彼女も人類学者で、反ムセベニという理由で1年間刑務所に入れられてました。彼女はクイアアクティビストでフェミニストです。18か月の刑を言い渡され服役中でした。ちょうど今日また裁判があったようで中継されています。
また、彼女は、先日亡命して、まだ乗り継ぎの国で足止めされているパトリック牧師の親友です。パトリック牧師は、わたしの友人です。
女性の人権について研究してもクイアな感覚が全くない場合、家父長制の枠組みの内側からしか女性が見えていないようにわたしは感じます。

ウガンダ人のフェミニストで、クイアアクティビストでない人は、反ムセベニ政権とされて逮捕されるのでしょうか?

クイアアクティビストの場合は、反ムセベニ政権だと判決を受けやすいです。これは事実です。
(LGBT当事者でLGBTアクティビストは、テロリストとしてよく逮捕されています)

ドクターStella Nyanzi はウガンダ人LGBTから絶大な支持を受けているからです。

彼女は15か月服役して出所できました。

https://www.theguardian.com/global-development/2020/jan/17/jailed-ugandan-activist-stella-nyanzi-wins-freedom-of-expression-award-oxfam-pen-international?fbclid=IwAR0cvAyTMKY0cvMVLvIFgFhcDu1aOgA5Vli0NujJtURsYB9iVoMDwRVwV94

 

"… Stella Nyanzi, our collective shero. We have praised her. We started hashtags. Oh how we love her. But I don’t…

Kuchu Times Uganda/Africa TV and Radioさんの投稿 2020年2月19日水曜日

今日、ほとんどのLGBT当事者が彼女の解放を待ち望んでいたようです。

左はわたしの友人のパトリック牧師 度重なる警察からの暴行(骨折も経験) 死の危険を感じたためカナダの支援で保護を受けている途中です

日本では知識人でもウガンダのLGBTI迫害を軽く見る傾向があるので、先進国と違い、アフリカからのLGBTI難民認定数がゼロという悲しい結果になっています。まるで法務省のように”迫害されている証拠がない”というのです。