一夫多妻制とLGBTの迫害

Pushed by politicians, polygamy enjoys a heyday among Christians in Kenya

最近見てびっくりしたのが、ケニアでの一夫多妻制の結婚式。いまだに合法です。

クリスチャンでも合法なのです。

https://en.wikipedia.org/wiki/Legality_of_polygamy?fbclid=IwAR0GwBG8XgaE4uTmXkhsuYadW0SHsXiVQv3JOsuoDiUHa4bn5ftm_gmHdfA#/media/File:Legality_of_polygamy.svg

一夫多妻制についての地図 上記リンク をみると、ある程度、LGBTに対する迫害地域と一致します。

同性愛を罰しない(合法化)のためには、マジョリティーの国民が、一夫多妻制を否定するという必要条件がありそうです。

(どうしてもわたしは、理系なので、法則性や、相関性に関心をもってしまいます。TICADでは、汚職認識率とLGBTの迫害の相関関係について発表しました。)

同性愛を非合法から合法に転換出来た、モザンビーク、インド(ムスリムのみ合法)、ボツワナは、基本的には、一夫多妻制を認めていません。
同性愛を合法化する前段階として、一夫多妻制を多くの国民が否定する必要があるのではないかと思います。

しかし、不思議なのが、ソドミー法(同性愛者を罰する法律)を植民地時代に持ち込んだイギリスは、当時、すでに一夫一婦制だったはず。

ソドミー法だけ持ち込んで、一夫一婦制を持ち込まなかった理由は何でしょう?

以前、当時を考える他の記事で、ソドミー法は、イギリスが植民地化をしやすくするために持ち込まれたという記事を読んだことがあります。

おそらく、一夫一婦制を導入しないほうが、植民地化しやすいとも考えたのかもしれません。

(同性愛を認め、植民地化に反対する最後の国王を追放するために、ソドミー法を導入し、以後の弱体化した王族たちが、反感を持たないように一夫多妻制を残したとも考えられるのではないでしょうか)

長期的に見て、一夫多妻制の国が女性の教育水準が上がるとは思えず、西洋諸国からすると、搾取しやすい国を作れると考えたのかもしれません。