ナマラさんの生い立ち

現在、キャンプとコンタクトをとっている難民のナマラさんの生い立ちを話します。

彼は、イスラム教徒の家族で生まれました。2歳のとき母が亡くなり、記憶には母はありません。父は病気だたので、叔母のところで育てられました。彼が、ゲイであることを知られるまで、彼は叔母の子供だと信じていました。彼がゲイであることを発見した叔母は、こう告げました。”わたしが、ゲイの子など産むはずがない。”  一族は、容赦なく彼を責めました。彼は、その後、キリスト教の養護施設に預けられました。17歳のときでした。彼は、キリスト教徒に転向しました。キリスト教は、イスラム教ほどゲイを責めませんが、ウガンダは、植民地時代の悪法があり、ゲイであることが犯罪とされます。現在も新たな反同性愛法を作ろうとしています。
その後、時が経ち、彼は、ウガンダでは、自分らしく生きることは、不可能と考え、亡命を希望しました。2015年から2年キャンプ生活をしています。

現在、彼は、困難の中にあっても、どんな難民の仲間にも、等しく、祈り続けています。

わたしは、彼の人柄に惹かれてカクマ難民キャンプのLGBTI難民支援を始めました。