くまちゃん

ナイロビで、5月24日、Repeal 162 (ソドミー法をなくす運動)が敗訴してから、LGBTI難民への暴行が多くなっています。レズビアンへのレイプ暴行一件、ゲイに対する暴行3件いずれも病院で治療が必要なレベルの暴行でした。暴行が多くなるのは予想されていたので、注意を払っていたのに。
ソドミー法が存続されたことで、ナイロビでラジオ放送などで、ゲイを排斥するための番組などが流されているという情報を得ました。
そんな中、クテサは、恐怖におののきながら、くまちゃんのシャロンの救出作戦に行きました。友達もつきあってくれました。”女性の服も脱いで、イヤリングも外したのに、バスのなかで、自分のことジロジロ見る人がいて怖かった。”
気にしすぎのような気もしますが、無事に救出できました。(カクマでわたしはクテサと会ったのですが、彼女は、おどおどし、いじめられやすいタイプだと思いました)
実は、ぬいぐるみは、アンの妹が大事にしてくれていました。彼女は、当事者では最年少(12歳)でカクマに来たのです。カクマで、トラウマになることがあり、ロドワーの精神科にずっと入院していた子です。彼女から、くまちゃんをとりあげるのは酷でした。わたしは、もっといいものを買ってあげるからと約束して了承してもらいました。 ナイロビで安全なトランジットセンターに来て、くまちゃんと一緒にいたから、精神的には、落ち着いてきていたようです。
しかし、この安全な施設は、もうすぐ閉鎖されます。(ケニア政府の圧力に国連は負けました)