現在イギリスはアフリカからのLGBTI難民受け入れをコロナを理由に２０２０年２月から停止中です。もうすぐ二年です。

一方、カナダとアメリカは受け入れを再開しています。先日アメリカに１０人ほどケニアからウガンダ人を中心としたLGBTI難民が到着したと聞きました。

本来アフリカのLGBTI難民のほとんどは植民地時代イギリスが作った悪法が生み出し続けている難民です。

そのため、イギリスが最もLGBTI難民受け入れをしなければならない責任があります。

ドイツのLGBTI難民支援をされている方もそういう意見でした。

イギリスはコロナの規制を全面解除したことで再び感染者が増え、難民受け入れをそれを理由に停止中です。

ならば、規制を全面解除しなければ難民受け入れは可能だったと言わざるを得ません。

カナダはだいぶ前からコロナ禍でもLGBTI難民を受け入れ再開していました。カナダに到着したLGBTI難民は二週間ホテル待機をしました。それで必要にして十分な処置で、LGBTI難民の中に感染者はいなかったのです。

最も憂慮することは、イギリスはEUを離脱したため、EU議会から難民受け入れの義務を負わされることがなくなった点です。

コロナを理由に全く難民受け入れをしなくなったイギリスは本来排他的で、EU議会の圧力で渋々受け入れていたということになります。

イギリスに行くことが約束されていたLGBTI難民は約２年ナイロビで待たされ、その間、RRCJなどのLGBTI難民支援組織が、生活費を払い続けています。受け入れを中止したのならそのようにはっきりすべきで、イギリスに待たされている難民たちは、アメリカに希望を出すと順番が後回しになるので、早くなるのか遅くなるのかわからず非常に困っています。