Ugandan LGBT Refugees in Kenya Plead for Resettlement to a Safer Place
Prison for 17 protesting Ugandan refugees in Kenya
Kenya arrests LGBTI refugees, sends them into danger
都市部(ナイロビ)で家賃が払えず、ナイロビの路上で3日間生活し、UNHCRに向かって、UNHCRはもっとLGBTを守るべきだとプラカードを出して歩いていた18人のLGBT難民が警察に捕まり、カクマ難民キャンプに運ばれました。(2017 4月ころ)彼らは、カクマキャンプのレセプションセンターの近くで、キャンプに入るのを拒否し、また、そのプラカードを掲げてUNHCRに抗議しました。彼らからすると、都市部生活をLGBTに対してUNHCRは認めたのだから、都市部生活を保証すべきだということでしょう。 実は、都市部生活が認められた背景は、過去にカクマキャンプで、ソマリアからの難民が、ホモフォビアのため、LGBTに暴力をふるい、足の骨を折られたLGBTがいたからです。そこで、ナイロビでの生活をみとめ、HIAS(ユダヤ人の難民支援組織)が、一人あたり40ドルを都市部難民に支給するようになりました。しかし、40ドルは、家賃にも足りず、食費もなく、自分で、ナイロビでアルバイトなどができない人は、18人のように脱落します。
18人はキャンプ生活したくないので、カクマでも抗議しました。するとケニア警察が、治安を乱したという理由で彼らを逮捕し、1ヶ月も勾留しました。(2017年5月)保釈金は高額で、誰も払えません。そこで、都市部難民出身で、アメリカに再定住した元難民の一人が、ファンドを立ち上げました。当初は、保釈金のためでした。しかし、18人分の保釈金はすごく高額なので、当然集まりませんでした。 そこで、彼は、キャンプのために集まった寄付金の半額を寄付しました。残りの半額を巡って、キャンプの代表者と彼は対立してしまいました。 おそらく都市部難民のための寄付となったと筆者は考えていますが、そのことで、都市部難民とキャンプの難民に亀裂が入ったのは悲しいことでした。
その後、キャンプへの支援はなくなりました。
皆が、都市部から、キャンプへ脱落したくないので、都市部への支援を求めるのは、以前から変わりません。
しかし、都市部での脱落者は、警察が、キャンプに運ぶのですが、キャンプから都市部まで戻りたくても、旅費(1000キロ)がかかり、個人的に支援者がいる人だけがもどれます。 18人のうち、一人だけ、携帯をもっていて、欧米に支援者がいたので、その人だけが、ナイロビに戻りました。一ヶ月も一緒に留置場にいた仲間をおいてナイロビに戻ってしまったのです。
17人は、今なお、キャンプに登録するか迷っています。
筆者は、欧米の支援者たちとメッセージで話し合ってきました。彼らは、”地獄”であるカクマに脱落しないように都市部難民を支援すべきだといいます。しかし、ウガンダで反同性愛法がまた新たに作られる動きがあるので、難民は増え、カクマへ運ばれる人は増えると予想しています。
いずれにせよ、都市部では、個人的に欧米に支援者をつくるか、アルバイトでお金を稼がないとやっていけません。MTF(女性として生きたいトランスジェンダー)のうち、男性の格好で働けるほど性別違和が小さい人は、やっていけますが、本当に性別違和が強く、男性としては生きていけない人は、キャンプにくるしかないという現状を筆者は、発見しました。 それで、キャンプのほうがMTFが多いのです。 欧米の支援者はゲイまたは、レズビアンなので、気が付かなかったようです。
わたしは、セイフティーネットとして、カクマ支援が必要だと欧米の支援者たちにもメッセージしました。しかし、欧米のLGBTにとって、地獄のカクマは知りたくもない存在なので、理解者は非常に少ないです。(筆者は個人的に、都市部難民も支援しています。)