残されたLGBTIの救出

カクマキャンプに残されたLGBTIの救出を模索してきました。

LGBTIコミュニティーから210人のLGBTIがカクマからナイロビに運ばれ、事実上コミュニティーは崩壊しました。

UNHCRはコミュニティーとその近い周辺でUNHCRにカムアウトしていたLGBTIを運んだのですが、すこし離れた場所に住んでいたLGBTIはたとへUNHCRだけにカムアウトしていても、ナイロビに運びませんでした。

残されたLGBTIは12月末から2月中旬現在まで、カクマのUNHCRの前で野宿デモをしていました。

この行為は、スーダン人や、ソマリア人のコミュニティーに対してカムアウトしている行為なので、彼らは、襲撃されました。

最初に狙われたのは、ソマリア人のトランスジェンダーでした。

彼女は、同じソマリア人から暴行にあい、IRCの病院に運ばれました。

その後、ケニア警察からも数回暴行を受けました。

また、彼らは、もうコミュニティーに戻っても危険なので、水もなく、水たまりの水を飲んで二か月過ごしました。汚水が混じっているので、腸チフスに感染したものもかなりいました。

彼らは、根気強くUNHCRに訴えました。なぜ、彼らだけ取り残されたのか。

UNHCRは事情を数人のLGBTIに聞きましたが、ナイロビに運ぶのを拒否しました。
おそらく、死亡すれすれの暴行が起こるまでUNHCRは何もしないと予想されました。

死んでからでは遅いので、数人のLGBTIをRRCJからの支援でナイロビに運ぶことにしました。