最近のカクマキャンプ

カクマキャンプでは先週もLGBTI 難民は他の難民の襲撃を受けたため、耐えきれずナイロビとエジプト方面に何人か逃げたそうです。
スーダンを通ってエジプトをめざすのは無謀な判断です。
たまに南スーダンに逃げるウガンダ人がいますが、南スーダンのUNHCRにでさえ、ゲイであることをカムアウトできません。
スーダン共和国のゲイはエジプトのUNHCRに登録できれば第三国定住の可能性があることを知っています。
その情報はカクマのウガンダ人も知っています。だからといって、南スーダン、スーダン共和国を生きて横断できるのか疑問です。
途中でゲイであることを知られたら死刑になります。
過去にわたしは南スーダンの難民支援団体に保護されているウガンダ人ゲイから相談を受けたことがあります。
なぜ、ケニアのカクマキャンプから出てしまったのか聞くと、彼はウガンダでは警察官だったので、カクマキャンプのLGBTIコミュニティーにそのことを知られてしまい、ウガンダから送られてきたスパイだと責められたからだそうです。
南スーダンの難民支援団体もUNHCR職員でさえ、非常にホモフォビックなのでカムアウトできないそうです。カムアウトできなければ一生そこから出られません。
2017年からわたしはウガンダ人LGBTI難民とかかわっていますが、エジプトに向かって何人かウガンダ人ゲイが出発したというのは初めてのことです。英語が通じるのは南スーダンまでです。