2017年まだカクマキャンプにいたころから約4年間支援してきた方がカナダに行きました。
彼はは2016年にウガンダからカクマキャンプに避難してきたので、第三国定住まで約5年かかりました。
ケニアでの難民生活中にLGBTだからという理由で2回逮捕されています。
LGBTを罰する法律があるケニアで逮捕されたことがあるので、LGBTであるという証明になっています。
このように難民キャンプがあるケニアに逃げてきて、そこでまたLGBTであるという理由で迫害された人に第三国定住が認められています。
この方法は政府とUNHCRの取り決めによる正規ルートです。
正規ルートを選ぶLGBT難民がほとんどです。
日本にはLGBT難民のための正規ルートがありません。
RRCJは日本政府に対し、アフリカからLGBT難民の第三国定住の門戸を開くように要望書を提出しましたが、日本政府はアジアからLGBT以外の難民を第三国定住で受け入れる枠は広げるが、アフリカのLGBT難民には適用しないと答えました。
しかしながら非正規ルートでアフリカからLGBTだと名乗る難民申請者が入ってきています。彼らはグラハムたちのように正規ルートがあることを知っていながら、それを選択しません。 理由はお察しいただけると思います。
カナダはコロナ禍でもLGBT難民受け入れを続けています。LGBT難民にとっては最高の国と言えるでしょう。
グラハムとの思いではとてもたくさんあります。
彼はカクマキャンプでもナイロビでも同じLGBT難民のために献身的に尽くしました。