ノルウェーに受け入れられるLGBT難民

LGBT refugees to be given priority in Norway

 

この記事は去年わたしも気になっていました。スェーデンが2019年から急速にLGBT難民受け入れ枠を拡大し、年間数十人アフリカからLGBT難民を受け入れているからです。そして今年になってノルウェーのLGBT難民受け入れが活発になりました。

ウガンダのNakivaleキャンプでブルンジ人LGBT難民8人がノルウェーに割り当てられました。

ケニアのウガンダ人LGBT難民に対してUNHCRはノルウェー行きを打診しはじめました。

もともとアメリカに割り振られていたLGBT難民はトランプ政権がLGBT難民受け入れを4年間”中断”したため、他の国に割り振ることもできず、ただ4年間無駄に難民生活が長くなりました。バイデン政権になって移住プロセスが再開されたのですが、トランプ時代にたまっていた古い難民優先となりました。2014年、2015年にカクマキャンプに来たLGBT難民でまだ第三国定住できない方たちがいるのです。

2016年にカクマキャンプに来たウガンダ人LGBT難民は時間がかかるアメリカのプロセスを待つか、すぐ行けるノルウェーを選ぶかとUNHCRから聞かれたそうです。

 

人口500万人程度のノルウェーはEUからの割り当てで毎年3000人難民をUNHCR経由で受け入れています。そのなかでLGBT難民が優先順位が高くなりました。

人口一億人以上の日本は毎年UNHCR経由で毎年20人程度ミャンマーからの難民限定で受け入れています。拡大すると言ってもなぜアジア限定で、LGBT難民を含めないのでしょうか?

政府からお金をもらっている受け入れ団体がもともとインドシナ難民のための団体で政府と特別な関係性があるからではないでしょうか?

日本の第三国定住制度はアフリカ、中東のLGBT難民を無視しています。

ウガンダのNakivaleキャンプ。 ブルンジ人コンゴ人のLGBT難民が30人ほどいます。カナダに3人、スウェーデンに7人、ノルウェーに8人第三国定住が決まりました。(第三国定住の根拠は避難してきたキャンプがあるウガンダにも同性愛者を罰する法律があるからです)