ドイツの難民宿泊施設ではLGBTI難民はすこし危険な状態だと聞いたことがあります。
ドイツのカトリック関連団体がウガンダ人トランスジェンダーを公演者として招いたときのビザを利用して彼女はドイツで難民申請しましたが最初はアラブ系の難民と一緒にされ、脅されていたそうです。これは直接その方から聞いた話です。
アメリカにUNHCRの第三国定住で渡れたウガンダ人ゲイの方によると、IRC(international refugee committee)の施設でアラブ系難民と一緒になったのですが、そこでは張り紙がしっかりはられSOGIによる差別をしたものは施設から出ていくようにと書かれているので安全だったそうです。受け入れ施設にはっきりしたスタンスがあると違うと感じたものでした。
ドイツの施設は国や市がやっているのでLGBTI難民を脅すアラブ系難民を追い出すことはできないようです。そのため、ドイツのLGBTグループが経営しているLGBTI難民専用の施設にLGBTI難民を移すことがありますが、小さい施設なので全員は入れないようです。
この記事ではLSBTI*-Geflüchtete という言葉が使われていますがこれはLGBTI refugees のことです。 Sはドイツ語でゲイのことです。日本では嫌われるIの表記はやはりドイツでも使われています。DSD だと医学用語すぎるからだそうです。LGBTQ難民とはいわないのは難民認定基準にQが使えないからです。包括的用語すぎるからです。
ウガンダではDSDの方が見た目で同性愛者と判断され逮捕されるケースが多々あり刑務所で実はわたしは女性で異性愛者だとカムアウトすると”性別を騙した罪”で更に刑期が延長されます。性別を騙した罪というのは、刑法の同性愛をpromote した罪の拡大解釈でトランスジェンダーが逮捕される根拠となっているものです。ウガンダでは性別を騙すことは同性愛を広めると考えられています。 ウガンダ人LGBTI難民申請者のうちDSDの方は100人に一人くらいです。中東ではDSDの方はほとんど難民申請していないので、LGBT難民という言い方が主流です。中東ではほとんどが男性同性愛者でトランス女性が少しいるという状況です。