キャンプなのにシェルターがない

ダニエルはスーダン人のLGBT難民です。戦争でカクマキャンプに来たわけではなく、最初からLGBT当事者だとUNHCRにカムアウトして登録しました。そのため、ある程度他のLGBT難民と近い場所に最初のシェルターを与えられました。

しかし、他のスーダン人の難民から脅されたり暴力を受けたため、UNHCRの前に行って数日訴えていました。

帰ってみると、自分のシェルターはなくなっていました。おそらく他の難民が解体してしまったのです。

LGBT難民を近くに住まわせないようにする嫌がらせだと思われます。

そのため2月以来、地面の上で寝ています。(たとえLGBT難民同士でも長期間同じマットの上に寝るのは難しいようです。そのため転々としなければなりません)

現在のLGBT難民のシェルターはいっぱいで入れる余地がないからです。

難民キャンプでシェルターすら取り上げられてしまうのはLGBT難民だけです。

RRCJはUNHCRに彼に新たなシェルターを提供するように催促していますが、返答がありません。

RRCJは以前、このようなLGBT難民のために資材購入を助け、自力でシェルターを作らせたことがあります。

今回は支援金が集まらないのでそこまでできません。