ガーナのスペイン大使館で

ガーナのスペイン大使館がガーナ政府に、大使館の敷地内ですくなくともガーナのスペイン人のために同性婚を祝ってよいか許可を求めたことがかなり問題に。
ガーナ政府はウィーン条約よって申し出を認めたようですが、政治家はもしスペインのガーナ大使館でガーナで認められている一夫多妻制を祝ったらどういうことになるのかと反論。
ガーナは2021年にFamily Values bill を国会に提出していて、可決されると、LGBTコミュニティーの活動自体を禁止でき、またSNSでLGBTに関する投稿も禁止できるようになります。またほんのわずかに見逃されていた性同一性障害者へのホルモン治療も非合法となり、医師も罰せられるようになります。この法律はLGBTアライの方も罰するようになります。
もともとガーナは植民地時代のソドミー法があり、同性愛行為は罰せられます。新しい法律は、当事者で罰せられないようにアライとして活動していたような人も活動の場を完全に失います。LGBTはいないものとされることになります。
不思議なのがアフリカではLGBTQIを迫害する政治家たちがちゃんとLGBTQIという用語を使っていることです。
欧米でもよくつかわれるLGBTQIとは何を指すかと日本の自民党の政治家に聞くと、まず答えられる政治家はいないでしょう。