↑PinkNews で取り上げられたカクマキャンプでの暴行。首を切られたようです。明らかに殺意があります。
(カクマキャンプではLGBTIを殺そうと企む難民が多いなかで、開けっぴろげで、鍵などないシェルターに住まないといけないのです)
現在、また増加中のLGBTI難民の新規の難民申請者と、ナイロビで自活に失敗した難民はカクマキャンプに送られています。
しかし、カクマキャンプは、キャンプ自体がホモフォビックなので、つねにLGBTI難民は死と隣り合わせで生活しなくてはなりません。
なぜ、ケニアの難民キャンプがホモフォビックかというと、わたしは、最大の理由は、キャンプマネージャー(ケニア難民局)が、超ホモフォビックで、キャンプ内でLGBTIへの憎悪を煽っているからだと思います。
どれくらい、LGBTI憎悪かというと、外国から来たわたしのようなトランスジェンダーでさえ、逮捕しようとするレベルですから。
ナイロビのUNHCRとナイロビのケニア難民局が新規のLGBTI難民を”避難民”としてカクマキャンプに送るのですが、カクマキャンプ側は、LGBTI難民の存在を認めず、LGBTIであることをやめない限り、存在を認めないというのです。
つまり、LGBTI難民としての登録が拒否されている状況です。(2018年以前よりケニア政府の態度は悪いです)
そのため、レセプションセンターに100人近い、LGBTI難民が溜まっています。
UNHCRもLGBTI難民に対して、安全なシェルターを作る意思がありません。
打開策は、各国が、LGBTI難民を受け入れ、第三国定住という形で、UNHCR経由で呼ぶしかないと思います。
ナイロビで第三国定住を待っている難民は、カナダだけが順調に受け入れており、
アメリカは停止中、イギリスは、今年前半は20人程度受け入れましたが、現在は停止中で、イギリス大使館に割り当てられた難民をアメリカにまわしていますが、アメリカは停止中です。また、オーストラリアは、子供がいない難民と子供がいる枠を別に設けており、子供がいない難民の枠はもう今年は締め切りで、子供がいる枠しか残っていないそうです。
スウェーデンは、年間3人程度しか受け入れないのですが、一人が遅れていて、今年は無理かもしれないという状況です。
カナダが50人近く受け入れたとしても、ナイロビに500人いたLGBTI難民いまでも400人はいるはずです。
ケニア政府は、これ以上ナイロビにLGBTI難民を増やすことを拒否しています。
早く各国がナイロビで順番を待っている古いLGBTI難民を受け入れ、カクマで虐待されたLGBTI難民をナイロビに運ぶしかないと思います。
わたしは、ナイロビの日本大使館でも説得してきましたが、日本政府は、LGBTI難民ってなんですか?って聞いてくるレベルなので、悲しくなりました。(難民の中のLGBTだと思っているレベル)
ナイロビのUNHCRにも日本政府に受け入れを促す働きかけをするように頼んできましたが、国連は、日本政府は、LGBTの人権の理解度が低いので、考えたこともなかったというリアクションでした。。。(T_T)
オーストラリアは、パートナーシップ製しかなかったころからLGBTI難民を受け入れてきたわけですが、日本にもパートナーシップ制が増えていると話すと、オーストラリア出身のUNHCR職員は、興味を持って聞いてくれました。
また、わたしは、とくにアフリカのトランスジェンダーは、アメリカでも黒人トランスは殺される場合があり(年間20人は殺される)ので、安全な日本を望んでいると付け加えてきました。
スウェーデンのようにわずかでも日本政府がアフリカからLGBTI難民受け入れをしてくれると良いと思います。
アフリカ諸国は、アジアもLGBTを迫害する仲間だという変な仲間意識があるので、そうではないという態度を示して欲しいものです。。。