4月25日レズビアンがスーダン人にレイプされたことをきっかけにして、200人を超えるLGBTI難民たちが抗議運動を続けています。カクマUNHCRの前で寝込み抗議運動です。
2017年からLGBTI難民のコミュニティを見てきましたが、LGBTIコミュニティー内ではレイプは一件もありませんでした。年間で数軒起こるレズビアンを狙ったレイプ事件はすべて他の異性愛者の難民が犯人です。
抗議運動については、2018年までのLGBTIコミュニティーも同じことをしていました。メンバーが総入れ替えしても、行動は一つしかないのです。UNHCRに改善を求めることです。
ただ現在、COVID19による外出禁止令がカクマキャンプでも施行されているので、それを違反したものとして逮捕された場合、第三国定住が遅れてしまうという可能性があります。ただでさえ、第三国定住プロセスは2月からストップしているのですから。
カナダは、LGBTIであるという理由以外で逮捕歴がある者を受け入れ拒否しています。オーストラリアは拒否していませんが、プロセスは遅いです。
カクマのLGBTI難民たちにとって、スーダン人が常に殺意をほのめかす言動をしているのは、耐えがたい恐怖だと思います。雨が降っても屋根がなく、毒蛇やサソリと一緒に寝ても、スーダン人の近くに戻りたくないと言っています。(4月29日現在)