Attacks against Trapped LGBTI Escalate at Kakuma under Failed UNHCR Protection
あり変わらずというか、デフォルト(2009年ころLGBT難民がカクマキャンプに住み始めたころから)LGBT難民は、他の難民から暴行され続けています。
2018年の12月にすべてのLGBT難民をナイロビに移動させましたが、ナイロビはLGBT難民が飽和状態(経済支援できるNGOがないことと、ケニア政府が首都にLGBTが増えることを拒否した)ため、再び、UNHCRはカクマキャンプにLGBT難民を送るようになりました。
2019年以降のLGBT難民はすべてカクマキャンプに送られ、総勢200人程度になってきています。(LGBT難民が増えるスピードは最速です。これは、ウガンダ政府が、LGBTを死刑にすると再び表明したためです)
カクマは、超ホモフォビックなキャンプとして有名です。キャンプマネージャー(ケニア政府)が、LGBTへの暴力を公認しているからです。
ケニアの法律にあるように、LGBTへの暴力はすべて無罪で、被害者のLGBTが逮捕されます。
このような状況は2009年から変わりありませんが、事態は、悪化していると言ってもいいかもしれません。
LGBTへの暴行が繰り返されている地域へLGBT難民を再び居住させるというUNHCRの判断は、100パーセント間違っています。
せめて2018年までのように名前だけでも”保護区”とし、別の地域に居住させるべきでした。スーダン人の難民(LGBTは死刑だと教えられてきた)と統合され、一緒に住むなどというのは、狂気の沙汰です。これは、ケニア政府が、LGBTコミュニティーの存在を認めないと表明したためにおきたことでした。
他の難民たちが自分たちをやはり殺そうとしていると感じたLGBT難民たちは、割り当てられたシェルターから再びレセプションセンターに戻ろうとしましたが、ゲートは閉じられ、飲み水も与えられない状況となりました。人道的に許されないようなことが、平気で、LGBT難民にはなされます。
アメリカのLGBT難民専門の弁護士Melanie Nathanは、UNHCRジュネーブのフィリッポ・グランディにメールを出しました。
UNHCRナイロビや、カクマサブオフィスも、状況を見ていないからです。彼らは、ケニア警察からの報告を鵜呑みにします。ケニア警察はLGBTに暴行があったことを認めて欲しければ、賄賂を払えと常に要求してきます。そのため、LGBTへの暴行を記録として残すには、瀕死の重傷を負わない限り難しいのが現状です。
日本人が何ができるのでしょう?
少なくとも、アフリカから、LGBT難民を受け入れるべきです。
日本政府は、アフリカからまだ一人もLGBT難民を受け入れていません。
UNHCRは、第三国定住という形で日本にLGBT難民を送ることができます。
署名をよろしくお願いします。
RRCJは法務省へ嘆願書を提出する予定です。ぜひ、アフリカで死と直面しているLGBT難民の命を尊んでいただける方は、署名してください。