アフリカのLGBTにとっての中国リスク

西側がLGBTを罰しないようにすることを条件に援助すると言うとそれを突っぱねる国があります。わたしが知る限りではそれはウガンダとガーナです。 10年でアフリカは中国依存が強くなり、一部の国ではLGBT迫害が強くなりました。

中国はLGBTを迫害している国にも条件を付けずにお金を貸します。

2014年世界銀行はウガンダの反同性愛法を懸念し融資を遅らせました。2015年ウガンダは中国からお金を借りて空港を整備しました。そして支払い猶予期限が来て返済ができずエンテベ空港を中国に差し押さえられる危機に陥っているようです。

わたしが支援しているウガンダ人LGBTI難民はそのことを恥ずかしく感じているようです。LGBTIを迫害しなければそんなことにならなかったからです。

https://guardian.ng/news/museveni-to-surrender-ugandas-only-international-airport-over-chinese-loan/

 

 

また最近ではガーナもLGBTに対する迫害を強めました。

ガーナも過去にイギリスの援助を断って中国依存を強めました。イギリスがLGBT迫害をやめることを援助の条件としたからです。

https://www.bbc.com/news/world-africa-15558769?fbclid=IwAR3hqffmZNlJZpz2eeMp3yQO6GSganODfNirXEELVJsAb5AiYN1kV2GGsFM

西側からの融資を断って中国を選ぶ国は、その後LGBT迫害を強めていく傾向があるかもしれません。

 

一般的に言って、西側からの融資は高い透明性が要求され、中国からの融資は透明性を要求されないようです。

そのため、独裁政権にとっては借りやすいお金のようです。独裁政権は国民の不満をそらすためLGBTを悪者にする傾向があります。

LGBTにとって中国依存は一つのリスクといえるかもしれません。