PRESIDENT MUSEVENI BLAMES LGBT COMMUNITY FOR NATION-WIDE PROTESTS
ムセベニ大統領は選挙のたびに貧困や治安の悪さをLGBTのせいにして当選してきました。その手法はLGBT当事者にとっては周知の事実なのですが、意外と日本では知られていません。
ウガンダに詳しい社会学者の方もそんなはずはないと否定されておられました。
LGBT当事者の視点で書いているkuchu timesでは、ムセベニ大統領の手法は、またかと書かれています。(long time scapegoat plan と呼んでいます)
ムセベニ大統領は、対立候補のボビーワイン(Robert Kyagulany)の人気がかなりあるのに焦ったせいか、ボビーワインを支持しているLGBTコミュニティーは外国から支援を受けていると言ったようです。
しかし、ウガンダに残っているLGBTは人数は少ないです。2019年、2020年もどんどん難民となってケニアに流出しており、カクマキャンプの350人のLGBTI難民のうち200人近くはウガンダ人と考えられています。 ウガンダに残っている少数のLGBTがボビーワインのあれだけの人気を支えているわけではありません。 外国からはウガンダの貧しいLGBTコミュニティーに支援しているだけで、選挙活動を支援するほどのお金はありません。
ムセベニ大統領は政治的な手法として、LGBTを支持する西洋対ウガンダという構図を作ります。西洋はLGBTを利用してアフリカを支配しようとしているという虚構をつかってウガンダ人の貧困層にも支持者を広げてきました。