カクマでは14人のLGBTI難民がレセプションのゲート前で野宿を始めました。指定されたシェルター(LGBTI難民は国連が作ったシェルターは避難所ではないので、決してシェルターとは呼ばず、単に家と呼びます)は恐ろしいから住みたくないそうです。料理は、ゲートの一番近くの難民の女性のキッチンを借りて、自分たちの配給食を料理してるそうです。毎日ではないそうです。
何年もゲート前で野宿するつもりかと聞くと、出来れば、何年でもそうしていたいと答えました。
14人は、カクマ3に入った初日にスーダン人から暴力を受けたため、戻れなくなっています。この中の一人のトランス女性は、スーダン人から、戻ってきたら殺すと言われたそうです。
屋根がなく雨ざらし(結構雨は降ります)のほうが、シェルターよりマシという難民は、LGBTI難民しかいません。それほど、ホモフォビックなスーダン人と一緒に住みたくないのです。
2018年まで固まったLGBTIコミュニティーがあったときは、さすがに野宿がいいと言った人はいませんでした。
やはりLGBTI難民は固まったコミュニティーを作らせてあげるべきです。ホモフォビックなスーダン人の中に住むことは、かなり恐ろしいことのようです。