ソドミー法存続のさらなる悪影響

アフリカがゲイを罰する真の目的は、お金目当てだとわたしは思っています。24日の判決で、ケニアではソドミー法を公式に存続させると決めたので、政府は強気に出ました。モゼスたちの保釈金をつりあげたのです。21人の解放に、1550000kes つまり、日本円で、167万8000円を要求してきました。前回、1月に逮捕された23人は、一人当たり5000円程度だったので、保釈金という名の合法的な賄賂の値段が一桁つりあげられました。政府側は、モゼスという”大物”をつりあげたから、金になると判断したようです。
ウガンダでよく捕まる活動家のカーシャなど、欧米がスポンサーについていると、ウガンダ政府は、高い保釈金を提示し、そこで、外貨を稼ぎます。
アフリカでは、LGBTIは、釣り堀にまかれたエサなのです。大物を釣れば、政府に欧米から外貨収入が入るのを知ってるのです。地方では、警察官の懐に入る収入源、保釈金に見せかけた賄賂の源になっています。
インドがソドミー法を撤廃できたのは、政府がLGBTを人質にして欧米に金を請求するという発想がなかったからです。

ナイロビで暴行されているトランスジェンダー。ソドミー法が存続された影響です。暴行が多くなっています。

モゼスの裁判を傍聴に行ったわたしのお友達の難民も途中で暴行を受けました。歩いているところをバイクの集団に絡まれて、ボコボコに殴られたそうです。LGBTI難民だと気が付かれてしまったのです。一人は、病院に運ばれました。

そして、また今朝、昨夜、レズビアンの難民がレイプされ、殴られ、顔が腫れている写真が送られてきました。ここに載せることはひかえますが、そのような現状です。

ソドミー法が公式に存続する影響はそういうことなのです。
(LGBTIに対して行った暴力は、罪に問われないということなのです。)

ソドミー法存続の決定→LGBTI難民を逮捕して、国連や、欧米の人権団体を脅す、保釈金として、多額のお金を請求するというケニア政府のやり方がはっきりしてきました。

アフリカのLGBTIは、生まれながらにして、政府に捕らわれ、人質になり、解放してほしければ、金を払えと、人権団体に要求するための道具にされています。

彼らが救われる唯一の方法は、第三国定住です。UNHCRに登録されたLGBTI難民を受け入れるのです。

日本はまだ一人も受け入れていませんが、LGBTIの人権を認めている国では受け入れています。