シェリー

シェリーはわたしの親友です。彼女との出会いは、わたしをLGBTI難民支援に突き動かしました。彼女がウガンダで被った悲惨な体験は、言葉では語りつくせません。

シェリーはカクマでたくさん服を作っていたのですが、わたしがカクマに行ったとき何枚か直接いただきました。わたしからは、気に入っていたワンピをそのときあげました。わたしの写真は、だいぶ前のものです。笑
シェリーは、体の違和感が強いので、カクマにいたときも日本からホルモン剤を送っていました。難民キャンプでトランスを試みた最初で最後のトランスジェンダーとなりました。ナイロビでは、ケニア人トランスからの情報で、ホルモン剤を処方してくれる医師を見つけ、最近、ようやく乳首が張ってきたと教えてくれました。
ウガンダには、ホルモン治療してくれる医師は、皆無ですが、ナイロビには、一人いるのです。トランス自体が違法で、ガイドラインもないのに、ケニアの花園クリニックみたいのがあるのですね。。やはり。何人か、ホルモン顔のケニア人トランスがいたので、ナイロビではそういう医師がいそうだなと思っていました。今度ナイロビに行ったら、ケニアの花園クリニックに行ってみたいです。ちなみにケニアでは、内分泌科医がホルモン治療を始めたので、そういう意味ではグローバルスタンダードです。精神科医や、美容外科医がホルモン治療する日本とは違います。

最近シェリーはカナダに移住できることが決まったので、わたしも安心しています。

シェリーは6言語を話せます。コンゴの言葉二つ、フランス語、ウガンダの言葉、英語、スワヒリ語。

 

彼女は日本に一番来たかったのですが、日本では難民は虐待されているので、不可能でした。

彼女の驚異的な天性の言語学習能力があれば、すぐ日本語を覚え、なんらかの形でアフリカの言葉の教師など、できたと思います。

でも、日本は、LGBTIがもつ多様な能力を排除し、先進国から衰退しようとしています。